年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
新年の抱負を、今年は春の合宿の候補地、富士山の雄大な眺めが、
天井まで吹き抜けのガラスの向こうに広がる、大パノラマの景色を望む
ホテルのロビーラウンジで考えました。
年末に、続けざまに幾つか大学や他の教育機関の経営陣とお話する
会合によばれました。そこで、話し合われていたことは、頭ではわかって
いたことではあったのですが、『経済界に押し寄せていたグローバル化と
世界競争の波が、とうとう教育界にも押し寄せてくる』ことを、はじめて
、日本の教育の現場に直接かかわる場面において、リアルに痛感する
時間となりました。
中部圏の大学が、全国の他大学と同様、生き残りをかけて様々な制度
を導入していることはご存じのところですが、さらなる少子化とグローバル化
の中で、大学は、いかに諸外国の学生に選ばれる大学になるかということ
についても真剣に議論を始めています。
その為に、5年後を目途に、大学のすべての講義を英語で行う準備をし
ている、ということを、地元名古屋の雄である大学の方がお話をされていら
っしゃいました。
言語だけではありません。昨年来から、大学の入試制度が変わるということ
については、さまざまなところで話題にとりあげられていますが、一番のモデル
になるであろうといわれているアメリカの現行の制度では、数字で測ることの
できる点数の評価については、合格の最重要項目ではありません。
エッセイや面接で問われる、その学生が、何に興味があり、どのような体験を
してきたのか、について、重点的にみられます。
なぜなら、大学側は、入ってくる学生が、自分たちの大学に、どのような付加
価値をもたらしてくれるか、そういった視点からも、学生を評価しているからです。
学問の場である大学が、そのような尺度で生徒を選ぶことの是非については今
回さておき、この傾向は、大学入試だけに留まるものではないでしょう。
5年後に大学が大きく変わる時、私立の中学入試や高校入試は、今のまま、
かわらないでしょうか?
かわるかもしれないし、かわらないかもしれない。そう思っていらっしゃるご父兄は
多いでしょう。なぜなら、現在親になっている世代から、今の子ども達の世代ま
で、入試制度は殆ど変わっていないからです。中学受験のテキストなど、わたく
しが南山女子部を受験した時に使っていたものと同じテキストを現在使って勉
強したとしても、合格することは可能です。
ですから、今の親たちは、急激な世の中の変化をどうしても肌感覚で想像するこ
とができません。
けれども、日本の教育界は、どうやら、SL型から、一気にリニアにまで、変化を遂げ
るようです。
わたくしが上海に留学していたころ、一般の家庭には一家に一台の電話はあり
ませんでした。しかし、中国は家に電話の無い時代から、一気に、携帯電話や
スマートフォンの時代に突入していきました。
変化の波と言うのは、突然やってくるものです。日本においては、近代の歴史を振
り返って見ても、本当に突然、しかも、とてつもなく大きな変化に襲われています。
昨年は年初から、変化の著しいシンガポールに出張し、大使館の方々と意見交換
会をさせていただきました。夏には、スクールの子ども達とともに、NYにある国連代表
部の方からも、貴重なお話をたくさん聞かせて頂きました。
そのような一年を過ごし、わたくしといたしましては、肌感覚で、日本もついに、変化
の時代が到来した、ことを感じております。
ローレンシャンスクールでは、今年は、これまで培ってきた日本式の教育の強みをいか
しつつ、教育の変化にも耐えうる、適応力のある子ども達を育てて参りたいと思います。
これまで以上に、将来を見据え、これからの時代に真に求められる教育の在り方を提
言し、実施して参ります。
お子さまの教育、これまでのやり方で大丈夫?
ローレンシャンスクールは、本年度、国際バカロレア認定校の申請も行います。
『時代をリードする教育機関でありたい!』
今年さらに進化するローレンシャンスクールにご期待下さい!
ローレンシャンインターナショナルスクール
校長 中村 和世
年頭のご挨拶
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