緊急！　『南山小学校合格を希望する』新年長児さんへ

緊急！南山小学校入学を希望する新年長児さんへ

今週は、一週間後に受験を控えた、現年長児さんの最後の仕上げと、

スクールに入校を希望する、新年長児（現　年中児）のご家族の方々と

毎日のようにお会いするという、忙しい一週間でした。

スクールに入校を希望されるご家族の方々との面談時に、ときどき、

びっくりするようなスクールについてのご質問（先入観やうわさ）

をお聞きすることがあり、その誤解を解いて、「それは、安心しました。」と、

いうところまでいくのに、随分まわり道をしないといけない、ということがあり、

これは、しっかり訂正しておかなければならないといけないと思い、お伝え申し上げます。

ローレンシャンスクールでは、受験の一年間も、基本的には、宿題がでません。

ペーパーを毎日何十枚宿題として出したり、苦手なところはテキストを買ってもらう、

ということは、一切しません。ありません。

特別な難しいことも、行いません。

それでも、合格できるまでの実力は十分、

しっかりつくと、断言できます。

これまでも、その方法で、全員が合格できたり、

多くの合格者を輩出し続けてきました。

※　今年７月のスクール創立記念パーティーで、力強いエールを送ってくださいました

南山学園理事長　ハンス　ユーゲン　マルクス　先生

（お許しを頂き、掲載しております。）

それは、なぜか。

ローレンシャンスクールでは、学びの本質から、できるだけ離れることのないよう、

できる限り、手間ひまをかけて、レッスンを行うからです。

ですから、何十人とお預かりすることはできず、一学年に定員を設けさせていただいて

おります。

例えば、ペーパーでの、鏡図形（線対称）の問題を学ぶときは、ペーパーの問題を

行ったあと、美術大学でも授業を持っている専門の美術の先生としっかりと連携

しながら、専門的な美術の手法を使って、

蝶々の形に切った紙の片側に、絵の具をべったり載せて、二枚の紙をべたっと

くっつけて、開いたら、あら不思議！

線対称の素敵な模様ができたよ。すごい、すごい。

今度は、自分でデザインした羽の模様ができりように、絵の具を載せてみよう。

さあ、紙を合わせて、開いてみたら、「あれ〜、なんで、この赤い点は、こっちにこないのなか？」

などといった、手間ひまかけた、レッスンをします。

子ども達全員が、実際に手を動かし、色とりどりの画材を贅沢に使い、

自分の作品を作成し、お友達ともシェアすることで、線対称にとどまらず、

図形に関する様々な発見をしていきます。

そういったレッスンをしっかりした後、

「ところで、さっきやったペーパー、もう一回やってみようか」と再度行うという

プロセスをしっかり踏みます。

みんな、たのしい、おもしろい、もっとやりたい！の体験をもとに、

無理なく、楽しく、感覚的に線対称を理解しますから、ペーパーを、何十枚も、

行う必要なんてないのです。数回やれば、どの子もしっかり理解し、また、しっかり

定着もします。

子ども達は、「せんせい、これ、持ってかえってもいい？」

「お家のどこに飾ろうかな？」と、魂も、目も、輝いています。

紙の上で、形式的に理解したものは、浅い理解であるため、

「そうか、わかった、そういうことか」、という深いところまで、届かないので、

応用が効きません。ちょっと聞き方やパターンを変えた出題だと、簡単にできなく

なったりします。

（※　写真の説明は文末にございます。）

その手間をかけずに、ペーパーだけで、なんとか、正解するようにしようと

するため、３０枚、４０枚も、行うのかもしれませんが、考えてみてください。

この貴重な感性豊かな学びの時期に、そして、創造性が一つの大きなカギとなる

これからの未来を生きる子ども達の、

５歳、６歳の大切な大切な本質的な学びの時期に、なぜ、一日何十枚もの

ペーパー漬けの生活を強いたりなどするのでしょうか。ほんとうに悲しくなります。

わたしたちは、スクールの大切な子供たちに、そんな一年を過ごさせてたく

ありませんし、できれば、他の子供達にも、そのような幼児期を過ごして

欲しくはありません。

わたしたちは、小学校受験を通じて、『上質な教育』を通じて、『上質な人』、を

育てていきたいと本気で思い、日々レッスンにあたっています。

子供は、その年齢にふさわしい、学びのプロセスを踏みならが、これからの人生を

支えていく脳の基盤となる回路を作っていきます。よろこびや創意工夫、発見のない、

お手軽な方法で身につけたものは、真に、その子の知恵には結びつきません。

時間と愛情と手間暇かけたものは、それだけのものとして、子どもたちに、

豊かさを伴う知恵に結びつく経験として、残ります。そして、それらは、

子どもたちから、奪うことはできません。

だれにも奪えない、豊かな挑戦の一年であるよう、スクールでは一年間のカ

リキュラムを作っています。

ペーパーなどの演習は、子どもたちが理解しているかのチェックとして、

行うことはありますが、あくまで、チェックです。

ローレンシャンスクールでは、日々の生活を丁寧にしっかりと、1年後に、

素敵な小学生のお兄さん・お姉さんになるために、身の回りのことが、

自分でできるうようになったり、

お家で家族の一員としてお手伝いをしっかりしたりできるよう、おうちでの

過ごし方について、少しずつ、自覚や責任が生まれるような働きかけとなる

レッスンをしていきます。

さまざまなことにチャレンジし、努力し、それができるようになる喜びや、

その成長を心から嬉しく思う、親との、健やかな精神と絆が育まれることを

目指した具体的で、直接的なレッスンも行います。

そのための手段や方法は、常に本質から外れいていないか、保護者もわたしたちも、

未来に無限の可能性を持つ子供たちの前で、常に謙虚さを忘れないよう、

手間暇かけて、魂を込めて、今年も、1年間をすごしてきました。

小学校受験だから、「不自然なことも、しなければ、ならないんじゃないの？」と

思っていらっしゃる保護者の方には、ぜひ、

不自然なことをしないために、時に、自分の弱さにも、家族の絆にも、ほんとうに

多くのものに真摯に向きあう　ローレンシャンスクールの受験生やそのご家族の姿を

ご紹介したいです。

新年長児さん、まだ、若干名の募集をしております。

新年度の最初のレッスンは１１月２３日（水・祝）となります。

入校を検討されていらっしゃるご家族の方々は、どうぞ、お早めにご連絡ください。

素敵なご家族との出会いを、心より楽しみにお待ち申し上げます。

※レッスンで机に配られたもので、すぐにさわりたくなってしまうスクール生の

男の子くん。

どうしたら、かっこ良く待てるかな。

ぼく、かっこよく待てるようになりたいな。

自分で、工夫して、魔法のご本を作成中♪

吹き出しで、よかったぁ、と言っているのは、わたくしのようです。

ぼくが、ちゃんと待てたら、和世せんせい、こうおもうかな？

男の子の、かわいらしい想像が絵になりました。

ローレンシャンインターナショナルスクール

校長　中村　和世