11月26日掲載予定分:南山小学校一次試験
本日午前10時ごろより、続々と一次試験の結果の電話連絡を保護者の方々から頂いております。
週末にかけて、このHPには、大変多くのアクセスを頂いており、皆様より高い関心
を頂いております事に、改めて深く感謝申し上げます。
新しく始めました小説形式による取り組みにつきましても、既に大変多くの嬉しい反響を頂きました。
引き続き、掲載を続けて参りたいと思います。
これまで当日にUPさせていただいておりました南山小学校の試験内容につきましても、
近日中に、この新しい小説形式にて、より臨場感溢れるかたちでのご案内を考えております。
受験の枠にとらわれることなく、世界情勢の変化の激しい現在の日本に育っていく子ども
達にとって、本当に大切なことは何であるのかを皆様と共に、考えて参りたいと思います。
皆様からのご意見、ご感想をお待ち申し上げます。
スクールの教育方針・活動に賛同してくださる方々からのご指南・ご声援につきましても、
心より深く感謝申し上げますと共に、今後ともお引き立ていただけますよう、宜しくお願いもうし上げます。
その2:(小説の第一弾は、11月20日のトピックスの記事中にて、ご案内させていただいております。)
今朝起きると、いつもはお寝坊のママがもう起きていて、何だか凄い剣幕で怒っている。
「エレノアちゃん、ママはね、あなたには、ちゃんと 今世界で起きていることを知り、今のこのちいちゃくてかわいらしい頭で考えられる事、疑問に思うことを大切にして欲しいと思っているの。だから、世界で起 きていることは、少しぐらい難しくても、あなたにはちゃんとそのことについて話すし、ママがこれまで体験してきたことも、できるかぎりお話ししておきたい と思うのよ。」
と、長い前置きがあった。
「あのね、昨日、お隣の韓国という国がね、やっぱりそのまたお隣の北朝鮮っていう国から攻撃をうけたの。」「韓国って、いつも、美味しい絞りたてのごま油 と韓国のりをもってきてくれるコウさんおばちゃまのところの?」「そうよ、コウさんのおじい様とか、おばあ様とか、お友達がたくさん住んでいるのよ」「そ れでね、日本は、これからどうなっていくのか、これからどうしたらいいのか、真剣に考えないといけないの」
「ふーん・・・・。」「でも、それで、どうして、ママはそんなに怒っているの?」
ママは、わたしの質問に答えることなく、昨日から出張中のパパと電話で話し出した。
10代後半から20代のほとんどを海外ですごし、欧米・アジア各国の事情にくわしいママのことを、パパはとっても頼りにしている。
「だめよ、日本の領事館は。日本の首相は、昨日の砲撃だって、『報道でしりました』って平気でいっているのよ。私が上海にいた時だって、テポドンが飛んだ の、全然知らなかったんだから。アメリカ領事館のバンカーズクラブ(☆海外の公館では、バンカーズクラブという銀行家同士が情報を交換し合う社交場のよう な場を主催している。但し、バンカーというのは、日本の銀行に勤めているような者をいうのではなく、個々が自己裁量権をもっているスイスのプライベートバ ンク等のオーナーレベルのものを指していう)でしりあったアメリカ人の友人からの情報で、『有事のとき、何人の友人・知人をチャーター機やヘリで、近隣諸 国に一緒に移送を希望するか、事前に登録するから』と声をかけられたわ。その時、日本領事館に問い合わせをしたけど、そういった対応は今のところ考えてお りません。だったのよ。」
電話をきってからも、ママの怒りは留まるところをしらない。
「だいたい!」
「日本の中学生は、東京ディズニーランドなんかに修学旅行に行くんじゃなくて、沖縄や、国内にあるアメリカ軍の基地をみせて、日本がおかれている立場を、大人になる頃までには、きちんと理解し、それに対して自分の意見を言えるようになっているべきだわ」
ママは、26歳のとき、初めてママの親友のボーイフレンドだった沖縄映画祭の仕掛け人の園田さんと一緒に沖縄にいった。そこで、生まれて初めて、沖縄の基地をみた。轟音たなびく基地のすぐまよこに、沖縄の戦火を描いた絵が展示されている美術館があった。
12歳のとき、修学旅行で訪れた広島の原爆ドームを見た夜、恐ろしさと悲しみで、一晩中眠れなかったホテルでの一夜を、何十年ぶりかに思い出したとい う。(☆ローレンシャンスクールでは、この冬の講習会で、広島出身の講師による特別プログラムを実施いたします。小さな子供たちが感じる、怖い、悲しい、 おそろしい、という感覚を大切にし、平和ということについて、ちいさな子供たちに語りかける形で、大人にもあらためて考える機会を持っていただきたいと考えるからです)
ローレンシャンスクールの英会話の先生、NY出身のジョン先生は、この前のレッスンの後の立ち話で、このところの日本の政治や外交の話をしたあと、和世先 生やママにこんなうち明け話をしていた。「20年後の日本にはいたくないと思っているんです。ぼくは、政治や経済のプロではないけれど、20年後の日本の 経済や国の力はどんどん下がっていくんじゃないかって感じてしまうんです。」って。「だから、これからの日本で、自分の子供を育てたいとは思えないです」 とも言っていたっけ。
外国人であるジョン先生は、自分の国に帰っていけばいいけれど、帰るところのないわたしたちは、どうしたらいいんだろう・・・・。20年後、ジョン先生が想像する、『今よりイケてない日本』で、26歳になっているわたしには、一体どんな未来がまっているんだろう。
(12月11日には、世界的な脳科学の権威であり、北島選手をはじめとする北京オリンピックの日本水泳チームをメダルラッシュに導いた、林成之博士の唯一の弟子である、石山徹先生の講演会を、開催いたします。詳しくは改めてご案内申し上げます)
つづく。
11月26日掲載予定分:南山小学校一次試験
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