アートを通して『柔軟な思考力を育てる』プログラム

答えのないこれからの世界で、自ら問いを立て、新たな価値を見出していける子どもをどのように育てていくか、

ローレンシャンスクールでは、幼児期より、美術館プログラムや芸術に触れる体験を大切にしています。

美術館鑑賞プログラムでは、作家の生い立ちや作品の背景をしっかりと調べてからワークを経て鑑賞に望むこともあれば、事前情報を入れずに現地でじっくりと対話を重ねながら鑑賞することもあります。

いずれも「見て終わり」ではなく、「見ることを通じて感じ考え表現する経験」を提供します。

作品から「なにか」を発見する観察力や感受性、

「なにか」があるはずと 問いを立て展開する力、

自らが感じた「なにか」を言葉にすることで表現力も養われていきます。

芸術作品は作者の意図があるものもありますが、それは「答え」ではなく、明確に割り切れるものではありません。鑑賞によってその作者の意図や歴史の証言と自分の感情や分析を織り交ぜながら解釈し、それぞれの意見を持つことを目指します。

また、作品を鑑賞するだけでなく、「作品を制作する」こともあります。それは、作者の思考をなぞることであり、より深い鑑賞の手助けともなります。創造することの面白さと難しさに直接触れることは、美術だけでない様々な未来につながる経験です。

幼少期から何度もこうした芸術プログラムやイノベーションプログラムに参加していただいているお子様の思考の柔軟性にはいつも驚かされます。

「記憶して答える力」ではなく「発想し創る力」は一朝一夕で身につくものではありません。

様々な作者の様々な思考・表現に、日常的に触れることが、多様な思考と表現力を培う大切な土壌だと実感しています。


アートを通して『柔軟な思考力を育てる』プログラム

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